花と緑のまちづくり推進協議会

活動報告

平成23年度 視察研修会

平成23年11月23日(水)、千葉県松戸市の「千葉大学園芸学部」と八千代市の「京成バラ園」を視察しました。
「千葉大学園芸学部」では、2月の会員研修会でもお世話になった柳井重人准教授の案内で、大学に隣接するコミュニティガーデンなどを見学した後、中心になって活動している学生と、松戸市の花いっぱい活動に取り組んでいる「松戸市花壇づくりネットワーク」の代表の方と意見交換をしました。
「京成バラ園」は、30,000m²もの広大な敷地に、1,000品種7,000株のバラのほか、四季折々に咲く200種の草花や、200種16,000株の樹木が植えられ、秋のバラの季節にはちょっと遅い時期でしたが、さすがはバラの名所、さまざまな品種のバラを観賞することができました。
参加者のみなさんからは、「今回の研修で学んだことを今後ぜひ活かしていきたい」と好評でした。


千葉大学園芸学部に到着!!普段めったに入ることのできない大学に胸が高鳴ります。 柳井先生から、平成21年に創立100周年を迎えた千葉大学の歴史についてのお話がありました。
園芸学部の学生さんがサークル活動で管理している花壇です。なんと、第19回松戸みどりと花のコンクールの学生の部で、「松戸市造園業協会長賞」を受賞したそうです! 地域住民の方と学生さんが管理しているコミュニティガーデンです。
「戸定みんなの庭」と、手作り感たっぷりの看板が設置されています。
コミュニティガーデンでは、毎月1回程度、花苗の植え付けや維持管理のほか、花壇の花を使ったしおり作りなどを子どもたちと楽しんでいるそうです。 大学の隣にある「戸定が丘歴史公園」です。
大学の敷地と合わせた17.3haは、もともと水戸徳川家の所有地だったそうです。
公園内には、国指定重要文化財の「戸定邸」があります。徳川慶喜の弟である昭武の邸宅だったという建物。まるで明治時代にタイムスリップしたかのようです。 庭園からは、東京方面の町並みを臨むことができ、東京スカイツリーを始め、冬の晴れた日には、富士山も見えるそうです。
フランス式庭園は、ヴェルサイユ宮殿に代表される「フランス平面幾何学式庭園」をモデルとしているそうです。 イタリア式庭園は、フランス式庭園と違い、地形に応じて何段かのテラスがあることが特徴の一つなのだとか。
「戸定みんなの庭」で地域の方と一緒に活動している学生さんから、コミュニティガーデンの経緯や現状、課題について説明がありました。 「松戸花壇づくりネットワーク」の高橋会長さんと藤田副会長さん。
なんと、花壇づくりにとどまらず、花壇づくりに使用するための花づくりまでしているそうです!! お弁当を楽しみながらの意見交換。藤田さんは「戸定邸」の解説員もしているとのことで、戸定邸の歴史についても楽しく教わりました。
晩秋の「京成バラ園」に到着です。

バラの見ごろを過ぎたとのことでしたが、まだまだ見ごたえ十分でした!!
今回は総勢60名のみなさんに参加いただきました。
研修で学んだことを、日頃の緑化活動の参考にしていただければと思います。